フォード、SUVとトラックを減産 ガソリン価格高騰で需要低下


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米自動車大手フォード・モーター(Ford Motor)は22日、ガソリン価格の高騰で需要がより低燃費な車にシフトしているとして、大型トラックとスポーツタイプ多目的車(SUV)を減産する計画を発表しました。

鋼材価格の上昇なども影響し、2009年に黒字転換する目標達成も難しくなったとして、08年末までに北米で年50億ドルの事業費削減を目指します。

また北米市場での生産台数は、4-6月期は当初計画から2万台減、前年同期比15%減の69万台とするほか、7-9月期は前年比15-20%、10-12月期は2-8%それぞれ削減します。


とどまることを知らないガソリン価格。

ニューヨークの原油先物相場が一時1バレル=135ドル台を突破しました。

今年始めに、年内に原油価格が130ドル台に突入することを予測するエコノミストもいましたが、まだ5月です。

日本の一流企業の年内の原油価格予想を1バレル=100ドル前後としているところがほとんどでした。

ニューヨーク先物相場への投機買いが、実質価格を大きく上回る原油価格をもたらしています。

石油メジャーのトップは、現在の原油価格が需給のバランスであることを盛んに強調していましたが、誰も信用していません。



原油価格の急騰を受け、新日本石油やジャパンエナジーなど石油元売り大手の6月のガソリン出荷価格が、1リットル当たり10〜11円程度引き上げられる見通しとなりました。

19日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格が160・1円ですから、いよいよガソリン価格170円台が現実味を帯びてきました。

来月のガソリン価格引き上げ幅は、1990年9月に1カ月ごとの価格改定を導入した際の8・0円を上回り、過去最大となります。

これ以上ガソリン価格が200円に近づくようであれば、経済全体への影響は計り知れません。


ガソリン価格高騰を受け、各自動車メーカーの環境対応車への動きも更に活発になってきました。

プリウス等でハイブリッド技術を大きくリードするトヨタは、これまでのニッケル電池からリチウム電池に代替していくことを表明しました。

軽くてパワーの出せるリチウム電池は、当初からハイブリッド車に適したパワートレインとされていましたが、価格と安全面で導入が進んでいませんでした。

トヨタがハイブリッド車にリチウム電池を搭載することで、ハイブリッド車は新たな世代に入ることになります。

ホンダも新たに4車種のハイブリッド車を登場させることを明らかにしており、その1台はフィットです。

元々ガソリン車として驚異的な燃費性能を発揮しているホンダ・フィット。

以前ほどでは無いにしろ、ハイブリッド仕様はコストアップになります。

フィット・ハイブリッドも価格アップは避けられず、ガソリン仕様のフィットより相当燃費性能を向上させないと、その存在価値が無くなりかねません。

ホンダもそのことは十分承知しているだけに、フィット・ハイブリッドの驚異的な燃費性能が今から楽しみです。

電気自動車でも、三菱自動車がアイミーブの市販化を発表しています。

日産もハイブリッド車と電気自動車を発売することを表明しています(2010年以降とライバルより遅れ気味なのが気になるが・・・・・)。


ガソリン価格高騰に対応するため、日本の自動車メーカーは次世代技術車を、欧州メーカーはクリーンディーゼル技術に力を入れてきました。

日本と欧州の自動車メーカーは、お互い相手の得意領域にも踏み込んでガソリン価格高騰で低燃費を求めるユーザーに対応しています。

それに比べて、大型トラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)といった燃費面で不利な乗用車の減産を発表したフォードの市場予測の甘さには、驚いてしまいます。

リッター160円! 高騰し続けるガソリン価格


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車社会の米国では、原油価格高騰の影響で約30年ぶりに車両の走行距離が減少しました。


米連邦道路管理局がこのほど公表した調査によると、今年1月の走行距離は前年同月比1.7%減少しました。

これは微々たる数字かもしれませんが、全米の自動車台数が年平均で2%ずつ増え続けている現状では、今回の減少は大きな意味を持っています。


米国では、ガソリン1ガロン(3.78リットル)あたりの平均価格が4ドル(約415円)の大台に乗ろうとしています。

100キロあたり12リットルを消費するSUV車を満タンにする場合、2月の71ドル(約7370円)から5月は84ドル(約8720円)と大きく値上がりしました。

エネルギー情報局のマイケル・モリス(Michael Morris)氏は、「ガソリン価格が上がると、ドライブを控えたり、別の交通手段を使おうとする心理が働く」と分析しています。


ガソリン消費量も、この2四半期で1991年以来の減少幅となりました。

今年1-3月の消費量は前年同期比0.6%減。

サマーシーズンも前年同期比0.4%減が見込まれています。



自動車超大国、アメリカでもガソリン価格高騰によるクルマの使用方法を見直す動きが出ています。

ただ、1ガロン(3.78リットル)で415円ですから、リッター約110円と日本の暫定税率復活前のガソリン価格であるリッター120円台よりも低価格となっています。

改めて、日本のガソリン価格の高さを思い知る話です。

上がり続けるガソリン価格ですが、昨年末から全国平均のガソリン価格がリッター160円や170円まで高騰する可能性を指摘する予測が一部にありました。

その時は、「いくらなんでもそこまでガソリン価格が上がることはないだろう」と思っていましたが、現実のものになりました。

石油情報センターが14日発表したガソリンの小売価格調査(12日現在)によると、レギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル=160.1円となり、87年の統計開始以来初めて160円台に突入しました。


ガソリンの暫定税率はリッター25.1円ですから、それを差引いてもガソリン価格はリッター135円。

ゴールデンウィーク突入時の暫定税率復活直前のガソリン価格より上がっています。

原因は更なる原油価格の上昇で、5月に入り米国の先物相場で1バレル=120ドルを大きく上回っています。

石油元売り各社は、1日から卸値を30円前後引き上げていましたが、原油価格上昇の影響を受けて出光興産が16日から卸値をさらに5円引き上げることを決めています。

他の石油元売りも卸値を値上げする可能性が高く、店頭でのガソリン価格がもう一段上昇する可能性があります。

6月に入り、ガソリン価格170円到達が現実味を帯びてきました。

もはや限界ギリギリ、これ以上ガソリン価格が上がるようであれば、日本でも走行距離の大幅な減少が起こりそうです。

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