ホンダがF1スーパーアグリへの財政援助を否定


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スーパーアグリ(Super Aguri)にエンジンと技術支援を行っているホンダ(Honda Motor)は17日、買収交渉中だった英国の自動車コンサルタント会社「マグマ・グループ(Magma Group)」の撤退により金銭面から危機的状況に陥っているスーパーアグリに対し、救済の手を差し伸べる考えがないことを発表しました。

ホンダの広報担当者は「我々は現在のサポート体制を続けていくだけです。スーパーアグリが我々に援助を求めていると報じられましたが、スーパーアグリからそのような財政的援助を求めるリクエストはありません」とコメントしています。

2005年後半に元F1レーサーの鈴木亜久里(Aguri Suzuki)氏が設立したスーパーアグリは、現在のところ現地27日に行われる第4戦のスペインGP(Spanish Grand Prix 2008)参戦に大きな疑問符が付いた状態です。 

3月の報道ではマグマ・グループがスーパーアグリの買収について話し合いを行っていると報じられていましたが、16日にマグマ・グループからスーパーアグリに対し「チームを取得するための資金を提供する予定がなくなった」との通知が届きました。

ホンダの広報担当者は「スーパーアグリの声明文を見てマグマ・グループとの交渉が終了したことを知りました」とコメントし、さらにスーパーアグリが14日から17日にかけて行われているバルセロナテストに参加していない理由については「初めから彼らはバルセロナテストには参加する予定はなかった」と資金難からやむを得ずバルセロナテスト参加を見送ったのではとの見方を否定しています。


スーパーアグリが大ピンチです。

F1開幕前から資金難が噂されていましたが、まさか序盤で運営存続の危機にさらされるとは・・・・・。

開幕前のテストもほとんど出来なかった状態だっただけに、スーパーアグリのマシンの熟成不足は明らかです。

他のチームが、予選で1/100秒の間で争っている中、スーパーアグリのマシンは蚊帳の外の状態でした。

しかし、佐藤琢磨とアンソニー・デビットソンは、戦闘力の劣るマシンで果敢に攻めていました。

琢磨とデビッドソンが併走して走るシーンが多かったのは、2人がマシンの実力をフルに引き出している証拠と言えるでしょう。

ただ、結果を出すことを求められるのがF1の世界だけに、いくら佐藤琢磨とデビッドソンが頑張っていても、日本以外のF1ファンにはほとんど目に入らなかったはず。

予選、本戦を通じて最下位近辺に低迷しているスーパーアグリのマシンから、マグマ・グループが手を引いたのも仕方ないのかもしれません。

ただ、ホンダが財政面のサポートに応える意思を示さなかったのは残念です。

ホンダF1チームもロス・ブラウンを迎えて再建の真っ只中だけに、仕方ないのかもしれませんが・・・。

仮にスーパーアグリのF1第4戦スペインGP以降のフル参戦が不可能になったとしても、日本GPのスポット参戦だけでも頑張って実現してもらいたいものです。

アロンソ ハミルトンの年間王者の可能性について語る


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F1に参戦しているルノー(Renault)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、ライバルのマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、2008年シーズンの年間王者になる可能性があると語りました。

2007年シーズン、マクラーレンに所属しハミルトンとの辛らつな関係に1年間耐え続けた末、最終的に古巣のルノーへと復帰したアロンソは、英BBCのインタビューの中で2年目のハミルトンの優勝の可能性について聞かれ「おそらくできるだろう。1年間の経験を積んで、物事が簡単に思えてきているはず。それが彼のアドバンテージになるだろう」と話しています。

またアロンソは「1年経てば、コースやレースの進行具合もわかるようになる。それにプレッシャーにも対処できるようになる。つまり昨年に比べて圧倒的なアドバンテージが彼にはある」とも話しています。

2007年シーズンのハミルトンは、1ポイント差でフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)に優勝をさらわれましたが、ハミルトンは持ち前のハイペースで見る人の度肝を抜き、4度のシリーズ優勝を経験しました。

しかしその一方でアロンソとの関係もハミルトンのクールな振る舞いと同様に決裂していき、チームもスパイ事件へと巻き込まれていきました。

先にハミルトンの優勝の可能性について語ったアロンソですが、優勝候補の本命にはライコネンを推しています。

アロンソは「フェラーリの二人とマクラーレンの二人が優勝を争うことになるだろう。しかしもし一人に絞れと言われれば、ライコネンを挙げる。彼は現世界王者であり、2008年シーズンも彼が優勝することになるだろう」と話しています。


アロンソの2008年F1展望には、これといった新鮮味はありません。

これまでの合同テストの結果を見ていると、フェラーリの強さは圧倒的です。

昔のフェラーリは、オフシーズンのテストでは敵なしでもいざGPが開幕するともたつくという伝統がありましたが、シューマッハの加入以来、そんな悪しき伝統は無くなりました。

今年のGPがフェラーリ中心で進む展開は、F1ファンなら容易に予測出来ます。

フェリペ・マッサもいますが、やはりワールド・チャンピオン最有力は、速さとともに強さを兼ね備えたキミ・ライコネンを挙げるのが順当なところです。

一方、少しフェラーリに少し水をあけられた感のあるマクラーレンですが、ルイス・ハミルトンの実力は昨年1年間の活躍で実証済みです。

ハミルトンが2008年シーズンでも優勝する確率は、極めて高いと言えます。


結局、アロンソが言いたかったのは、ルノーではとても優勝争いに食い込めないということなのでしょうか。

しかし、ルノーがフェラーリやマクラーレンに次ぐポテンシャルを有している可能性が高いだけに、ネルソン・ピケJrとともに、ドライバーの力量でフェラーリ、マクラーレンを追い回す走りを期待したいところです。
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