北米国際自動車ショーで、マツダCX−9がトラック・オブ・ザ・イヤー受賞


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北米国際自動車ショー(North American International Auto Show)が13日、米ミシガン(Michigan)州デトロイト(Detroit)で開幕しました。

景気後退やサブプライム住宅ローン問題で、世界最大の米自動車市場は低迷しており、米国の3大自動車メーカー(ビッグ3)は巻き返しを図っています。

一般公開は、19日から27日までとなっています。


今回の北米国際自動車ショーに出展するのは80ブランド。

地元ビッグスリーがメインになりそうですが、中国のメーカーも5社参加しており、より国際色豊かになっています。

アメリカらしく女優や歌手出席の華やかな幕開けですが、地球温暖化問題や原油高の影響で、他のモーターショー同様、ハイブリッド車や代替エネルギー車等、低燃費・環境志向のクルマが中心となっています。

米ビッグスリーは、これまで環境性能の開発に消極的でしたが、ゼネラル・モーターズ(GM)が水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池車「キャデラック・プロボク」を、フォードも低公害エンジンを搭載した多目的スポーツ車(SUV)の「エクスプローラー・アメリカ」を公開して、巻き返しを図ります。

対する環境性能車で先行する日本勢も、トヨタ自動車は、ハイブリッド技術を搭載した小型ピックアップトラックの試作車「A―BAT」を、ホンダが中型SUVの「パイロット」のプロトタイプを公開。

トヨタ、ホンダとも、SUV市場において一歩進んだ環境性能をアピールして、更なるシェア拡大を狙います。

一方の日産は新型ミニバンの試作車が展示されます。



北米国際自動車ショーに合わせて発表された「2008年北米カー・オブ・ザ・イヤー」では乗用車部門でゼネラル・モーターズ(GM)の中型セダン「シボレー・マリブ」が、小型トラック部門ではマツダの「CX−9」が選ばれました。

「シボレー・マリブ」は、アメリカで高い人気を誇るホンダ「アコード」を抑えての受賞だけに、GM復活の起爆剤となる可能性がありそうです。

一方、北米で高い人気を誇る小型トラック部門での「CX−9」大賞受賞は、マツダにとって大いなる追い風です。

「CX−9」は北米ではMPVの後継として開発されました。

そのため、「CX−9」は北米で小型トラック部門でエントリーされていますが、全長5071mm、全幅1936mm、全高1734mmと、マツダで最も大型のフラッグシップカーです。

3.5リッターV6エンジンを搭載した3列シート7人乗りSUVで、シャーシのベースはCX−7です。

日本市場への投入予定はありませんが、アメリカのモータートレンド誌での「SUV of the Year」に続く受賞だけに、「CX−9」の評価は高まる一方です。

日本の道路ではやや持て余すサイズですが、ステータス性のあるクルマの売れ行きが好調なだけに、トラック・オブ・ザ・イヤー受賞を機に、日本市場にCX−9投入の動きが進むかもしれません。

インドのタタ・モーターズが、30万円を切る大衆車をついに発表


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インドの自動車メーカー大手タタ・モーターズ(Tata Motors)は10日、小型で必要最小限の装備のみを搭載した世界最低価格のファミリーカー「ナノ(Nano)」を発表しました。

11億人規模の同国市場に改革を起こすことになりそうなニューモデルです。


今年わずか10万ルピー(約28万円)で発売される予定のナノは、4ドア、5人乗りで、624ccのエンジンを搭載しています。

外見はダイムラー(Daimler)の「スマート(Smart)」にそっくりだが、基本モデルにはエアコンもパワーウインドーもパワステもありません。

ナノのデラックスモデル2種類には、これらの機能が装備されています。

国内をターゲットに、2輪車から4輪車への乗り換えが期待されています。


紅茶から鉄鋼までを扱う巨大財閥グループ、タタ・グループ(Tata Group)のラタン・タタ(Ratan Tata)会長は、ナノの発売について輸送手段の歴史における象徴的な出来事だと表現し、ライト兄弟による初の動力飛行や、人類初の月面着陸などになぞらえました。

同会長は「安全で安価で全天候型の移動手段」「すべての安全基準や排出規制を満たす設計で、誰の手にも届く大衆車。大半の人がその価格では製造できないと言った車だ」と述べています。

さらに、低価格車は渋滞と汚染を増長するとの懸念を一蹴(いっしゅう)し、インドを走行している大半の2輪車より便利で安全だと強調しています。


ついに登場したタタ自動車の低価格車「ナノ」。

公言通り30万円を切る価格で発売にこぎつけたことは、評価に値するでしょう。

と言うのも、10万ルピーを切る低価格車の構想が、タタ自動車内で持ち上がったのは4年前。

その間、自動車業界は環境性能を上げるべく様々な新技術を投入してきました。

さらに原材料の高騰。

低価格車開発に逆風が吹く中、「ナノ」はタタ自動車の公約を現実のものとしました。

ただ、その手法はかなり無理があります。

30万円という目標をクリアするために、エアコン、パワステ、パワーウィンドウといった装備をナノから省いたのは、まだ許せます。

しかし見るからに貧弱そうな1本ワイパーや、運転席側のみのドアミラーといった安全装備までコストダウンの対象としたのは問題です。

しかも、ナノに搭載されるエンジンは、624ccの2気筒エンジンで、最高出力は33ps。

軽自動車並みのボディサイズとは言え、加速時にはかなり質の悪い排気ガスを排出しそうです。

インド市場でシェア首位のスズキが販売している小型車は約60万円だけに、30万円を切る低価格車「ナノ」はかなり話題を集めそうですが、その実力は???といったところです。


一方、インドへの本格参入を目指す日産は、ルノーと共同で「低価格車」の準備を進めています。

こちらはさすがに日産やルノーの名を冠するだけに、ナノと同じやり方で低価格化を進めてくるとは思えません。

フォルクス・ワーゲンやフォードも開発を検討しており、インド市場での低価格車競争は、これからますます激しくなりそうです。
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