ガソリン価格高騰の影響は世界レベル


スポンサードリンク


米国4月の自動車販売台数は1992年以来の低迷を見せていますが、従来から人気の高かったトラックやスポーツタイプ多目的車(SUV)車が強い落ち込みを見せる中、中型車やコンパクトカー、ハイブリッド車といった低燃費車が好調を維持しています。

自動車の流行は音楽やファッションと比べるとゆっくりと変化すると言われていますが、米消費者が急速に好みを変化させていることが4月の販売実績からうかがえます。


「大きな車よりも小さな車が売れている」と、米国トヨタ自動車販売(Toyota Motor Sales)のジム・レンツ(Jim Lentz)社長は述べ、「原油価格が記録的な高値をつける中、コンパクトカーやハイブリッド車が好調」と話しています。

ホンダ(Honda)や日産自動車(Nissan)、富士重工業(スバル、Subaru)、スズキ(Suzuki)といった日本の自動車メーカーも、消費者が小型車へ好みを変化させる中、4月に販売台数を拡大させています。

自動車業界の情報提供を行うオートデータ(Autodata)によると、米国経済の低迷にもかかわらず、4月の乗用車販売台数は前月比5%増となっています。

その一方で、トラックやSUV車の販売台数は、前月比17.4%減となっています。

08年1月からの乗用車販売台数は、業界全体の低調ぶりにもかかわらず、わずか1%減にとどまっています。

一方で、軽量トラックとSUV車は燃料価格の高騰で13.5%も減少しています。

年初めからのSUV離れの傾向が、4月に入って加速していることをうかがわせる数字です。


米ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)の重役によると、GMの「シボレー・マリブ(Chevrolet Malibu)」などの新車の購入を検討する消費者の多くが、小型で低燃費の4気筒エンジンを選択するようになってきているそうです。

GMのマーク・ラネーブ(LaNeve)北米販売最高責任者は「消費者の好みは変化しており、我々もそれにあわせて変わっていくつもりだ」と述べています。

トラック販売台数の急落を受けて、GMの第1四半期が33億ドル(約3480億円)の赤字となったことを指摘し、ラネーブ氏は、「業界全体で、トラックの販売は低調だった」と述べています。


ガソリン価格高騰の影響は、世界中に及んでいます。

SUV大国と言われた米国での販売減は深刻です。

元々、日本製小型車は燃費と性能の良さから高い評価を得ていましたが、ガソリン価格高騰の流れを受け日本車へのシフトは更に加速しそうです。

それにしても、暫定税率の影響設けた日本でのガソリン価格の乱降下は異常です。

暫定税率廃止によりガソリン価格が120円台まで下がっただけで、喜んだこと自体尋常ではありません。

それこそ10数年前は、レギュラーガソリンがリッター90円前後、ハイオクでもリッター100円を切っていた時代がありました。

勿論物価の違いはありますが、ここ20年の間の物価変動というのは昔ほど大きくはありません。

暫定税率がかかっていても二ケタ台のガソリン価格だったわけですから、現在のリッター160円前後のレギュラーガソリン代の高騰ぶりは、許容範囲を超えているレベルです。

さすがにゴールデンウィーク中は、突入前のガソリン価格の動きが読みづらい状況だっただけに、例年通りの高速道路での渋滞も発生しましたが、連休明けの車の利用状況が大きく変化する可能性があります。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

原油高の影響は?
Excerpt: 稼ぐネット産直記事一覧 前記事[ 消費税が増税されたら? ]-[ ネット産直の利点は? ]次記事 前回の消費税が上がった場合の農業への影響はどうだったでしょうか? 国の財政が厳しい..
Weblog: 稼ぐネット産直
Tracked: 2008-05-15 07:25
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。