シトロエン2CVの発売60周年記念展示会がパリで開幕


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パリ(Paris)にある科学・産業博物館「Cite des Sciences et de l'industrie」で14日、シトロエン2CV(Citroen 2CV)の発売60周年を記念する展示会「2CV Expo Show」が開幕しました。

会期は11月30日までとなっています。


シトロエン2CVは1948年に発売開始されたフランスを代表するロングセラー車です。

フランス車といえばルノーやプジョーのほうが目立っており、シトロエンはややマイナーな感じがしますが、数々の名車を生み出した老舗です。

そんなシトロエンの中で、最も世界中で愛されたクルマがシトロエン2CVです。

発表当時、その特異なスタイルから揶揄する意見の多かったシトロエン2CVですが、その綿密に計算された経済性、合理性がフランス国民の心を捉えました。

シトロエン2CVの評価はあっという間に高まり、発売2年後には日産400台と現在の販売台数と比較してもびっくりするような生産台数を誇るようになりました。

その後、ヨーロッパ各地で人気を博したシトロエン2CVは、イギリスなどでも現地生産が行われました。


そんなシトロエン2CVのデビュー当時の搭載エンジンの排気量は375cc、末期型でも602ccとまさしく日本の軽自動車と同じようにアップグレードされました。

しかし、シトロエン2CVの末期型である602ccエンジン搭載車でも、最高出力は29psに過ぎません。

日本の軽自動車のように新しくなるにつれ常に高性能化されてきた日本の軽自動車とは違い、シトロエン2CVはその独特の個性が年月を経て培われてきました。

このシトロエン2CVの末期型602ccエンジンでさえパラレルツインというところも、その表れと言えるでしょう。

ただ、シトロエン2CVのボディサイズはコンパクトカー並ですが、末期型でも車両重量は600kgを切る590kgしかありません。

パラレルツインエンジンは、日本の軽自動車で主流となりつつある4気筒エンジンに比べてトルク面で有利です。

それゆえ、シトロエン2CVはマニュアルトランスミッションと相まって、29psという数字以上に活発に走ると言われています。


経済性、操る楽しさに優れたシトロエン2CVは、1990年までの42年間に大きなモデルチェンジを受けることなく387万台生産されました。

その間にディアーヌという後継車も発売されましたがぱっとせず、先代であるシトロエン2CVより先に姿を消してしまいました。

フルモデルチェンジしたほうが不人気で先に姿を消すと言うのは、日本では信じられない話です。

ただ、ディアーヌのスタイルはシトロエン2CVをモチーフとしているのは分かるのですが、何となくぱっとしません。

現在のデザイントレンドで見ても、ディアーヌよりシトロエン2CVのほうが優れたデザインなのかもしれません。



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