マツダ(Mazda Motor)は、同社の基幹車種である「アテンザ(Mazda Atenza)」をフルモデルチェンジして発売を開始しました。
新型アテンザも、先代の初代アテンザと同様「セダン」「スポーツ(5ドアハッチバック)」「スポーツワゴン」の3種類のボディが用意され、新開発の排気量2.5リッター直列4気筒エンジン「MZR2.5Lエンジン」を新たに採用しています。
初代アテンザが2002年5月発売なので、およそ6年かけてのフルモデルチェンジです。
今回発表された新型アテンザは、マツダのキャッチフレーズ“Zoom−Zoom”のさらなる進化をテーマに、“最高の高速ロングツアラー”を目指して、クラストップレベルの空力性能を実現、高速走行時の安定性を向上させると共に、乗り心地や静粛性などの快適性を一層高められています。
先代アテンザの顧客層は20代が中心でしたが、新型アテンザは30〜50代と幅広い年代層の男性をメインターゲットとしています。
それだけに、「大胆かつ精妙」をテーマに練り上げられた新型アテンザのスタイリングは更に進化。
スポーティーでありながら、上品さを感じさせる絶妙のデザインを身にまとっています。
先代アテンザは、5ドアハッチバックのスポーツ、ワゴンに比べ、セダンのスタイリングがイマイチという印象がありましたが、新型アテンザはセダンも十分にスポーティーです。
これなら50代のクルマ好きユーザーの支持も、かなり集めそうです。
しかし、やはり新型アテンザのイメージキャラクターとなるのは5ドアハッチバックのアテンザスポーツです。
世界中のスポーツクーペと比較出来るほど完成度の高いスタイリングは、まさしく5枚のドアを持ったスポーツカー。
昔、S14シルビアがアイ・ハントをキャッチフレーズにしていましたが、まさしくアテンザ・スポーツは見る人の目を釘付けにする美しいスタイリングの持ち主です。
更に今度の新型アテンザは、スポーツワゴンのスタイリングも秀逸です。
スポーツワゴンと言えば、レガシィー・ツーリングワゴンやBMWツーリングが思い出されますが、アテンザワゴンにはそれらと並び称される魅力を感じます。
ただ、新型アテンザの魅力はスタイリングだけではありません。
機能面でも大きく進化しています。
新型アテンザに搭載される170psを発揮する新開発MZR2.5リッターエンジンは、先代(2.3リッター)より排気量がアップしているにもかかわらず、燃費がリッターあたり12.6キロメートルから12.8キロメートルと、約2%向上しています。
しかも、このMZR2.5リッターエンジンは、レギュラーガソリン仕様です。
新型アテンザのボディサイズは拡大しているものの、高張力鋼板の採用拡大などにより軽量化を推進するとともに、クラストップレベルの空力性能を採用することで、燃費性能の向上が可能となりました。
また、時速60キロメートル以上で走行している場合に、後方から接近する車両をレーダーで検知してドライバーに知らせる国内初の安全装備「リアビークルモニタリングシステム」や、インパネ上方の集中ディスプレイに表示される空調やオーディオ機能をハンドルから手を離さずに安全に操作できるシーエフネット(CF−NET)といった安全装備を採用。
走りの面でも、MZR2.5リッターエンジン搭載車にはDSC(横滑り防止機構)やタイヤの空転を防止するTCS(トラクションコントロールシステム)などが、標準装備されています。
新型アテンザは、ホンダ・アコードやスバル・レガシィ、それにBMWの3シリーズを意識して開発されたそうですが、まさしくそれらに勝るとも劣らない内容を持っています。
魅力が更に増した新型アテンザの販売目標は月間1500台。
その内容を考えれば、十分に達成出来そうな数字です。
ただ、もともと世界戦略車である新型アテンザは、海外マーケット、特に欧州がメインで、全世界での年間販売目標は30万台となっています。
欧州では既に、2007年11月から販売されています。
一方、時期は未定ですが、アジアや北米でも販売が開始されます。
ただ、北米で販売される新型アテンザは専用仕様になり、ボディサイズが更に大型化されます。
これは、北米で販売されているホンダ・アコードやトヨタ・カムリ、それに日産のアルティマといった中型セダンと競合するためです。
更に大きくなっても魅力的なスタイリングを維持出来るのか、北米仕様の新型アテンザもかなり注目を集めそうです。
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