インドのタタ・モーターズが、30万円を切る大衆車をついに発表


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インドの自動車メーカー大手タタ・モーターズ(Tata Motors)は10日、小型で必要最小限の装備のみを搭載した世界最低価格のファミリーカー「ナノ(Nano)」を発表しました。

11億人規模の同国市場に改革を起こすことになりそうなニューモデルです。


今年わずか10万ルピー(約28万円)で発売される予定のナノは、4ドア、5人乗りで、624ccのエンジンを搭載しています。

外見はダイムラー(Daimler)の「スマート(Smart)」にそっくりだが、基本モデルにはエアコンもパワーウインドーもパワステもありません。

ナノのデラックスモデル2種類には、これらの機能が装備されています。

国内をターゲットに、2輪車から4輪車への乗り換えが期待されています。


紅茶から鉄鋼までを扱う巨大財閥グループ、タタ・グループ(Tata Group)のラタン・タタ(Ratan Tata)会長は、ナノの発売について輸送手段の歴史における象徴的な出来事だと表現し、ライト兄弟による初の動力飛行や、人類初の月面着陸などになぞらえました。

同会長は「安全で安価で全天候型の移動手段」「すべての安全基準や排出規制を満たす設計で、誰の手にも届く大衆車。大半の人がその価格では製造できないと言った車だ」と述べています。

さらに、低価格車は渋滞と汚染を増長するとの懸念を一蹴(いっしゅう)し、インドを走行している大半の2輪車より便利で安全だと強調しています。


ついに登場したタタ自動車の低価格車「ナノ」。

公言通り30万円を切る価格で発売にこぎつけたことは、評価に値するでしょう。

と言うのも、10万ルピーを切る低価格車の構想が、タタ自動車内で持ち上がったのは4年前。

その間、自動車業界は環境性能を上げるべく様々な新技術を投入してきました。

さらに原材料の高騰。

低価格車開発に逆風が吹く中、「ナノ」はタタ自動車の公約を現実のものとしました。

ただ、その手法はかなり無理があります。

30万円という目標をクリアするために、エアコン、パワステ、パワーウィンドウといった装備をナノから省いたのは、まだ許せます。

しかし見るからに貧弱そうな1本ワイパーや、運転席側のみのドアミラーといった安全装備までコストダウンの対象としたのは問題です。

しかも、ナノに搭載されるエンジンは、624ccの2気筒エンジンで、最高出力は33ps。

軽自動車並みのボディサイズとは言え、加速時にはかなり質の悪い排気ガスを排出しそうです。

インド市場でシェア首位のスズキが販売している小型車は約60万円だけに、30万円を切る低価格車「ナノ」はかなり話題を集めそうですが、その実力は???といったところです。


一方、インドへの本格参入を目指す日産は、ルノーと共同で「低価格車」の準備を進めています。

こちらはさすがに日産やルノーの名を冠するだけに、ナノと同じやり方で低価格化を進めてくるとは思えません。

フォルクス・ワーゲンやフォードも開発を検討しており、インド市場での低価格車競争は、これからますます激しくなりそうです。

フェラーリが2008年用のニューマシンF2008を発表


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F1コンストラクターのフェラーリ(Ferrari)は現地6日、イタリア北部のマラネロにあるフェラーリの工場で2008年シーズンのニューマシン「F2008」を発表しました。

チームのドライバーを務めるキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が現地7日に、フェラーリが所有するフィオラノ・テスト・トラック(Fiorano Test Track)で、ニューマシンF2008の初走行を行うことになっています。

一方でライバルとなるマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)は、現地7日にドイツのシュツットガルトにあるメルセデス・ベンツ・ミュージアム(Mercedes-Benz Museum)でニューマシン「MP4−23」を発表することになっています。


2008年シーズンも大本命となりそうなフェラーリが新車「F2008」をついに発表されました。

今シーズンは、全チーム同一の電子制御ユニット(マクラーレン製)を使用するとともに、4レースで一つのギアボックスを使用しなければならないというレギュレーション変更が行われました。

これを受け、ギアボックスはかなり耐久性向上が図られています。

また、ドライバーのヘルメット周りを保護するサイドプロテクションの高さや材質も変更されています。

そのため、フェラーリのニューマシンF2008は、2007年マシンに比べスリムに見えますが、車両重量がわずかに増えて605kgとなっています。


このフェラーリ54代目となるマシンF2008は、コードネーム659として空力面を全面改良して、開発が進められてきました。

ミカ・ハッキネンのワールドチャンピオン獲得により、3年ぶりにカーナンバー1が復活したF2008の造形は、既に高い完成度を感じさせますが、開幕までのテストを通じてさらに手が加えられる予定です。


キミ・ライコネン、フェリペ・マッサというドライバーの顔ぶれは変わっておらず、フェラーリは開幕から安定した力を発揮しそうです。

唯一の不安材料と言えば、10年超フェラーリのマネージング・ディレクターだったジャン・トッドが退き、フェラーリのCEOになったことです。

一応、フェラーリブランド全体を管理するポジションとなっていますが、F1の現場への発言力は大幅に低下しそうです。

ニューマシンF3008の発表会にもジャン・トッドは姿を見せず、新しいフェラーリのマネージング・ディレクターのステファノ・ドメニカーリが顔を出していました。

フェラーリF1のニューマシン発表会だけに当然なのかも知れませんが、ジャン・トッドはフェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼネーロとの確執の噂が絶えません。


お家騒動は、フェラーリのかつての伝統だっただけに、少し気になるところです。
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